子どもの独立後は夫婦2人の生活に戻る日本の世帯サイクルを見据え、当初から「可変性のある間取り」を前提に家づくりを行うケースが主流になりました。最初から強固な間仕切り壁を作らず、思春期を迎える小学校高学年から中学生の数年間だけ柔軟に区切るスタイルです。リフォーム市場の施工実績調査を見ても、固定壁の増設だけでなく、可動式間仕切りドアや簡易的なパーテーション工事の需要が前年比で堅調な推移を見せています。
本格的な施工を検討する際、まず押さえておきたいのが工事費用です。大工工事による石膏ボードと壁紙張りの完全間仕切り壁を造作する場合、子供部屋間仕切りリフォーム費用相場は一般的に10万〜25万円前後が標準的な目安となります。ただし、部屋の中央にドアが1つしかない場合は建具の追加設置費用としてさらに8万〜15万円程度が上乗せされるほか、電気配線の分岐やエアコン専用コンセントの増設工事が絡むと総額が30万円を超えるケースも珍しくありません。
工法ごとの特徴やトータルコスト、機能性の違いを整理した比較データは以下の通りです。
住まいの形態が賃貸であるか持ち家であるか、そして兄弟の年齢差がどれほどあるかによって、選ぶべきアプローチは大きく分岐します。数年後に上の子が巣立つ計画があるならば、元に戻せない固定壁を作るより、撤去やレイアウト変更が容易な工法を選ぶのが近年の定石です。