本作のハイライトとして語り継がれているのが、観柳邸の広間で繰り広げられた緋村剣心(佐藤健)と外印(綾野剛)による1対1の超高速バトルです。アクション監督・谷垣健治氏が手掛けたこのシークエンスは、ワイヤーワークと生身の体術を極限まで融合させた伝説のファイトシーンとなりました。
元陸上選手ならではの並外れた脚力と身体能力を誇る綾野剛さんは、銃撃と短刀術、さらには縦横無尽に張り巡らされた鋼鉄ワイヤーを駆使したアクロバティックな立ち回りをほぼスタントなしで熱演。佐藤健さんの神速の抜刀術と互角に渡り合うスピード感は圧巻の一言です。
撮影現場のメイキング裏話によると、2人は連日あざだらけになりながら限界突破の稽古を重ね、本番では互いの息遣いまでシンクロさせていたといいます。この時に培われた強烈な信頼関係とアクションへのストイックな姿勢が、数年後の映画『亜人』(2017年)での激突・再共演へと結実することになります。