テレビの報道番組が伝える調査報道は、ネット上の単純化された議論とは異なる泥臭い現場の真相を浮き彫りにする。かつてTBSの『報道特集』や『NHKスペシャル』といった番組が捉えたのは、制度の隙間に落ち込んだ外国人労働者の過酷な現実だった。
「外国人は簡単に生活保護を受け取っている」という俗説が散見されるが、一次取材で見えてくる裏側は全く逆だ。窓口での言語の壁、複雑な申請書類、居住実態や資産の徹底的な調査など、ハードルは日本人の申請以上に高いケースも少なくない。急な勤務先の倒産や悪質な雇用主による解雇、突発的な重病によって一瞬にして収入を断たれた人々に対し、自治体ケースワーカーは厳格な審査と救済の狭間で葛藤を続けている。