長年、ネット上の一部やライトな視聴者の間では、徳井の華やかな容姿やボケの奇才ぶりと比較して、福田を「じゃない方芸人」と過小評価する声が存在していました。しかし、これはバラエティ番組やお笑い構造の力学を知らない表面的な見方にすぎません。
ネット上のリアルな評価や業界関係者の証言を深掘りすると、福田に対する見解は正反対であることが分かります。
チュートリアルの漫才において、徳井の暴走する妄想ワールドを現実の世界へ引き戻し、観客が共感できる笑いに変換しているのは福田の卓越したリアクションとツッコミです。2006年のM-1グランプリ最終決戦で見せた「チリンチリンのネタ」は、徳井の狂気的な設定に対して福田が極めて常識的な熱量でツッコみ続けるからこそ成立した伝説のネタでした。
SNSやネット掲示板の書き込みを分析しても、「徳井の自粛期間中に一人で番組を回していた福田の実力を見て見直した」「ひな壇での合いの手が最も的確で邪魔にならない」といった再評価の声が圧倒的多数を占めています。「じゃない方」と揶揄されていた時期から、誰よりも現場に求められる「不可欠なバランサー」へと、世間の認知は完全に書き換わっています。