ファンの間で長年熱烈に議論されているのが、シーラとパリストン=ヒルの同一人物説、あるいは両者の血縁・共謀関係です。十二支んの元副会長であり、底知れぬ狂気と笑顔を併せ持つパリストンとシーラには、無視できない複数の符号が存在します。
第一に挙げられるのがデザインの共通点です。パリストンは「子(ねずみ)」のコードネームを持ち、シーラもまたネズミのような耳がついた衣装やフードを好んで着用していました。加えて、常に絶やさない貼り付いたような笑み、ウェーブがかった明るい髪質、掴みどころのない飄々とした性格など、視覚的・パーソナリティ的な類似点が極めて多いのです。
もしシーラが念能力による容姿変化や性別偽装を経てパリストンとして暗躍していると仮定した場合、あるいはパリストンがシーラの近親者(兄や双子など)である場合、クルタ族虐殺やキメラアント編、そして暗黒大陸編の構図が一変します。サラサを失った絶望の果てに、クロロとは別の形で歪んだ復讐心や破滅願望を抱いた存在がパリストンであるという仮説は、物語のダークな整合性として根強い支持を集めています。