Q1:通知表の「3」と「4」では、入試当日の点数にどれくらい差がつきますか?
A1:都立高校の一般入試(7:3配点)を例に取ると、実技教科の評定が「3」から「4」に1つ上がった場合、換算内申は2点増え、入試当日の持ち点としては約9.2点上昇します。主要5教科で「3」から「4」に上がった場合は1点増のため、約4.6点分です。公立入試における4点〜9点の差は合否ボーダーにおいて数百人の順位差を生むため、通知表の「1」の差は極めて重い価値を持ちます。
Q2:実技4教科の評定を短期間で上げるための効果的なアプローチは?
A2:実技テストそのもののセンスを急激に変えることは困難ですが、定期テストのペーパー試験と提出物で挽回することは即座に可能です。実技教科の定期テストは出題範囲が狭いため、教科書やプリントを徹底暗記すれば誰でも90点以上を狙えます。また、美術の作品講評シートや保健体育の自己評価カードの空欄をなくし、授業の学びを具体的な言葉で丁寧に記入することで、「主体的に学習に取り組む態度」の観点A評価を確実に引き出すことができます。
Q3:中学校によって内申点のつけやすさに格差(不公平)があるのは本当ですか?
A3:絶対評価が導入されて以降、学校間格差が存在するのは公然の事実です。学力レベルが極めて高い中学校では評定「4」や「5」がつきにくく、別の学校では同じ学力でも「5」がつくといった現象は実際に起きています。各都道府県の教育委員会では、中学校ごとの評定平均値の分布状況を調査・公開し、著しい歪みがある学校への指導を行っていますが、完全な是正には至っていません。この格差リスクを避けるためにも、実力に見合った「学力検査重視枠」の高校選びが重要になります。