差枚数逆算の手法をパチスロ業界に広く定着させた立役者といえば、ガリぞう氏を置いてほかにいない。同氏が提唱し続けてきた「目視データからの設定判別」は、今やデータ分析派スロッターのバイブルとなっている。
スランプグラフを読み解く際、最も重要となるのが「グラフの縦軸(枚数メモリ)をいかに正確に把握するか」だ。ホールのデータ表示機によって1メモリが250枚単位なのか、500枚単位なのか、あるいは1000枚単位なのかで読み取る数値は大きく異なる。差枚数の見積もりに100枚のズレが生じるだけで、算出されるブドウ確率には約12.5回分(約100ゲーム分に相当する確率変動)の誤差が発生してしまう。
プロの立ち回りでは、グラフの起伏だけでなく、データ表示機上の最高差枚数や現在差枚数の数字表示を併用し、ミリ単位の精度でグラフを格子状に脳内補正する。この丁寧な読み取りこそが、ガリぞう流立ち回りの真骨頂であり、勝ち組になれるかどうかの境界線と言える。