SNSや知恵袋などのコミュニティでは、「『忘れられないの』をアコギで練習し始めたが、B♭やGm7の人差し指セーハが痛くて音が鳴らない」という悩みが頻繁に投稿されています。原曲通りのE♭キーで演奏しようとすると、ほぼすべてのコードで人差し指を寝かせて弦全体を押さえるバレーコード(セーハ)を要求されるためです。
この挫折ポイントを回避し、かつシティポップらしい洒落た響きを損なわないための簡単コード押さえ方が存在します。カポタストを3フレットに装着したうえで、以下の3つのポイントを実践してください。
① Fコードは人差し指セーハを避けて「Fmaj7」で押さえる
初心者が最も躓く1フレット全セーハのFコードは、この曲においては禁物です。むしろ「Fmaj7(1弦開放、2弦1フレット、3弦2フレット、4弦3フレット)」を押さえてください。人差し指を1弦から離して開放弦(E音)を響かせることで、押さえやすくなるだけでなく、シティポップに欠かせないメジャーセブンスの洗練された浮遊感がそのまま手に入ります。
② Gコードは小指で高音弦を保持するテンションフォームを採用する
単純なフォーク風のGコードではなく、1弦3フレット(小指)と2弦3フレット(薬指)を同時に押さえるフォーム(Gadd9風の響き)にすることで、コードチェンジ時のトップノートの移動が滑らかになり、現代的な洗練度が増します。
③ 弾き語りのコツは「ストロークの右手を止めない16ビートのゴーストノート」
ギター弾き語りで原曲の良さを引き出す最大のコツは、左手のコードよりも右手のカッティングにあります。ピックを弦に強く当てすぎず、手首のスナップを柔らかく利かせながら、音を鳴らさない空振りストローク(ブラッシング)をアクセントとして混ぜることで、アコギ1本でもドラムとベースが鳴っているかのようなファンキーな推進力が生まれます。