大阪を訪れる旅行者の多くが「大阪には飛田新地や松島新地があるではないか」と疑問を抱きます。確かに、大阪市西成区の飛田新地や西区の松島新地、阿倍野区の滝井、尼崎寄りの今里など、大阪には「新地」と呼ばれる大規模な歓楽街が点在しています。しかし、飛田新地 松島新地 違いを正しく把握している人は多くありません。
これらのエリアで営業している店舗は、風俗営業法に基づく特殊浴場ではなく、食品衛生法上の「飲食店(料亭)」として営業許可を得ています。各店舗は地域の料理組合に所属し、名目上は「店内で飲食を提供し、客と仲居の個人的な自由意志による交際が成立する場」という建前をとっています。そのため、店内には特殊浴場のような大掛かりな入浴・洗体設備は原則として設置されておらず、法的なカテゴリーも利用形態も全く別物です。
「大阪 泡 泡 浴」と検索して新地の情報を期待すると、システムやサービス内容の違いに戸惑うことになります。新地は短時間での情緒的な対話と飲食を前提とした独自の伝統的街区であり、浴室設備をメインとしたサービスを求める層のニーズとは根本的に構造が一致しません。