玉山鉄二という役者の代名詞となったのが、ハードボイルドな世界観の体現である。2014年の映画『ルパン三世』で次元大介役に抜擢された際、原作ファンからの厳しい視線を見事に跳ね返し、次元そのものが実在するかのような完璧なビジュアルと所作で観客を圧倒した。
そのハマり役ぶりは時を経て結実し、Amazon Prime Videoにて映画『次元大介』として単独主演映画が実現するに至った。帽子を目深にかぶり、煙草をくゆらせながら寸分の狂いもなく銃を構える姿は、まさに現代の日本映画界において絶滅危惧種とも言える「真のハードボイルドスター」の誕生を告げるものであった。