厄を祓い、1年の平穏を祈願する厄払い(厄除け)には、正しい作法とタイミングがあります。
祈祷を受ける時期は、元日から節分(2月3日頃)までに訪れるのが古くからの慣習です。旧暦では立春が一年の始まりとされていたため、新年の厄を春の訪れ前に祓うという意味合いがありました。ただし、節分を過ぎてしまった場合でも、多くの寺社では年間を通じて厄払いの受付を行っています。
▼ 神社(厄払い)とお寺(厄除け)の違い
神社では祝詞(のりと)を奏上して身についた厄を祓い清める「厄払い」を行い、寺院では護摩焚き(ごまだき)などの祈祷を通じて厄を遠ざける「厄除け」を執り行います。どちらを選んでも問題はなく、自身が信仰する宗派や、縁のある社寺を選ぶのが一般的です。関東では川崎大師(神奈川)や西新井大師(東京)、佐野厄除け大師(栃木)、明治神宮(東京)などが広く知られています。
▼ 初穂料(祈祷料)の相場とのし袋の書き方
祈願の謝礼として納める金額の相場は、5,000円〜10,000円が標準的です。神社では「初穂料(はつほりょう)」または「玉串料(たまぐしりょう)」、お寺では「お布施」や「ご祈祷料」と表書きした紅白蝶結びののし袋、または白封筒に包んで持参します。
▼ 参拝時の服装マナー
御祈祷を受ける際は神域・本堂に昇殿するため、カジュアルすぎる服装は厳禁です。男性はスーツまたはジャケットに襟付きシャツ、女性は落ち着いた色合いのワンピースやスーツ、きれいめなアンサンブルが適しています。サンダル、短パン、派手な装飾品、過度な露出は避け、靴下やストッキングの着用を徹底します。