坂本花織というアスリートを語る上で欠かせないのが、所属先であるシスメックス株式会社の手厚いサポートと、指導者である中野園子コーチの存在だ。幼少期から彼女の資質を見抜き、厳しい技術指導と母親のような温かさで包み込んできた中野コーチ。二人の師弟関係は単なる「指導者と選手」を超えた深い信頼で結ばれている。
試合前の緊張感あふれるリンクサイドで見せる二人の掛け合いは、ファンにとってもお馴染みの光景だ。「弱音を吐いたら一喝されるけれど、誰よりも自分を信じてくれている」と坂本が語る通り、精神的な支えがあるからこそ、私生活の動揺に左右されない圧倒的なメンタルコントロールが維持されている。