連休、年末年始、お盆、ゴールデンウィークといった大型連休における羽田空港の混雑は、日常の交通渋滞とは比較になりません。SNSや質問サイトには、毎シーズンのように悲痛な叫びが投稿されています。
「朝6時半に空港へ到着したのに、P3もP4も『満車(待ち時間90分〜120分)』の表示。並んでいるうちに保安検査場の締切時刻が過ぎ、搭乗予定の沖縄便を見送らざるを得なかった」(30代会社員・Xへの投稿より)
空港駐車場の入庫待機列は、一般的な商業施設の駐車場とは構造が根本的に異なります。映画館やショッピングモールであれば「買い物を終えて1〜2時間で戻る車」が次々に出庫しますが、空港の場合、停めている車のほとんどが「数日間の旅行や出張に出かけている利用客の車両」です。つまり、早朝の便で旅立った人々が夕方〜夜の復路便で戻ってくるまで、駐車場内の空き枠が劇的に増えることは構造上あり得ません。
待ち時間表示が「60分」となっていても、それは出庫車がスムーズに出た場合の理論値に過ぎず、実際には車列が30分間ピクリとも動かない事態が頻発します。「並んでいればそのうち入れるだろう」という楽観的な観測は、搭乗手続きのタイムリミットがある航空便利用においては命取りとなります。