読者から多く寄せられるのが「パートナーとの性交渉でなければ効果がないのか、それとも自慰行為(オナニー)でも同様なのか」という疑問です。
結論から言えば、医学的な予防効果は自慰行為による射精でも同様に得られます。研究における「射精頻度」の定義には、パートナーとの性交、自慰行為、夢精などあらゆる射精形態が含まれています。前立腺内の分泌液を物理的に排出することが主目的であるため、射精の手段によって効果に優劣が生じるわけではありません。
ただし、性感染症(STI)のリスクには注意が求められます。パートナーが多数に及ぶ不特定多数との性交渉は、クラミジアや淋病、ヒトパピローマウイルス(HPV)などの慢性感染を引き起こし、かえって前立腺炎や組織障害を招いて発がんリスクを高める恐れがあります。安全な性行動と衛生管理を両立させた上での射精習慣が前提となります。