かつて『ロンドンハーツ』をはじめとするバラエティ番組が切り拓いた「芸人同士の格付け」や「毒舌によるいじり」の文化は、お笑いのエンターテインメントとしてお茶の間に受け入れられていた。プロ同士の緻密な計算と関係性の上で成立していた「嫌われ役」の芸風は、番組を盛り上げるための不可欠なスパイスであった。
しかし現代において、毒舌と単なる暴言・イジメの境界線はきわめて曖昧になっている。SNSという誰もが発言権を持つプラットフォームの台頭により、視聴者は画面の向こう側の違和感を即座に共有し、「嫌い」という感情を集団で増幅させるようになった。世論が求めるのは、上から目線の批評ではなく、共感とリスペクトだ。かつては笑いとして消費されていた芸風が、今や命取りの炎上リスクへと変貌した背景には、受け手側である視聴者の倫理観の変化と、それを加速させるデジタル空間の特質が深く関わっている。 (出典: 嫌い な 芸人 ランキング(Yahoo!ニュース))
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