ネット上の一部では、「音楽理論に偏重した玄人向けのハイブロウなバンド」「洋楽インディーの模倣で難解なのではないか」という誤解が語られることがあります。しかし、この言説は彼らの本質を見誤っています。
三船雅也が描くメロディの根底には、幼少期から親しんできた日本の童謡や唱歌に通じる「どこか懐かしく親しみやすい旋律」がしっかりと息づいています。アレンジこそ海外最先端のプロダクションを取り入れていますが、歌われているメロディそのものは極めてキャッチーで口ずさみやすいものです。
また、自主コミュニティ「PALACE」の運営に代表されるように、リスナーとの距離感は非常に親密です。クラウドファンディングを活用した作品制作や、ファンと共にアートワークを作り上げる試みなど、閉じたエリート主義とは対極にある開かれたコミュニケーションを実践し続けています。