「子どもに塩うがいをさせてもいいか?」という問いに対する答えは、「うがいが正しくできる年齢(目安:6歳前後)であれば、適切な濃度・回数のもとで問題ない」というのが現在の専門家コンセンサスだ。
ただし前提条件がある。まず「ガラガラとうがいをして、しっかり吐き出す」という動作が確実にできることが必須だ。この動作ができない年齢・発達段階の子どもに塩うがいをさせると、塩水の誤嚥リスクが高まる。塩を大量摂取した場合の高ナトリウム血症は、乳幼児では重篤な健康被害につながる可能性があるため、3歳以下への使用は避けるべきだ。
6歳以上の子どもに導入する際は、まず水のみでうがいの練習をさせ、動作が定着してから薄めの塩水(0.7%程度)で始めるアプローチが現実的だ。「塩うがいは苦い・しょっぱい」という抵抗感を子どもが示す場合も多く、無理に継続させる必要はない。普通の水うがいでも「外出後のうがいの習慣」自体が感染予防として十分な意義を持つ。