現地を訪れるにあたり、事前にシミュレーションしておくべき要素が「混雑サイクル」と「アプローチの傾斜」です。施設の利用動向を観察すると、土曜・日曜・祝日の14時00分〜17時00分が明確な混雑ピークとなります。この時間帯は近隣のハイキング帰りや観光客が集中し、サウナ室の入場待ちや洗い場の一時的な混雑が発生します。ゆったりと湯を堪能したいなら、開館直後の午前9時〜11時、もしくは近隣旅館の夕食時と重なる18時以降の訪問が鉄則です。
公共交通機関を利用する場合、JR東海道本線「湯河原駅」から箱根登山バスまたは伊豆箱根バス(奥湯河原行き・不動滝行き)に乗車し、約12分で「公園入口」バス停に到着します。問題はここからの徒歩ルートです。バス停から施設までは距離にしてわずか200メートル程度ですが、「こごめ坂」と呼ばれる急峻な上り坂が立ちはだかります。最大斜度が15度前後に達するこの坂は、足腰に不安のある高齢者や重い荷物を背負った旅行者には相当な負荷となります。
マイカー利用者にとっては、施設直結の無料駐車場(約45台)が大きな強みとなります。ただし、敷地内の進入路も勾配があり道幅がやや狭小であるため、大型ミニバンや車高の低い車両は慎重な運転が求められます。休日のピーク時間帯には満車になるケースもあるため、係員の誘導に従うか、時間に余裕を持ったスケジュール設定が欠かせません。