映像美とともに本作の大きな武器となっているのが、音楽プロデューサーを務めた澤野弘之氏とKOHTA YAMAMOTO氏が手掛ける重厚な劇伴音楽です。壮大なオーケストレーションと洗練された現代的ビートが融合したサウンドは、激動の歴史のうねりと登場人物たちの迸るエモーションを見事に増幅させています。
さらに注目すべきは、劇中でキャラクターの心情が歌となって溢れ出すミュージカル調の演出が効果的に取り入れられている点です。単なる台詞のやり取りを超えて、登場人物の内面が澤野氏のダイナミックな楽曲に乗せてストレートに胸へと届く仕掛けは、劇場体験ならではの強い没入感を生み出しました。
主題歌には、圧倒的な歌唱力を誇るシンガーソングライター・絢香さんが澤野弘之氏とタッグを組んだ楽曲「Versailles - ベルサイユ -」が起用されました。物語の余韻を包み込む壮麗なバラードは、エンドロールで涙を誘う決定打として高く評価されています。