同店が博多の地で圧倒的な存在感を放っていた背景には、明確な強みがありました。その核となっていたのが、スペイン製石窯で焼き上げる本格的なパン作りへの強いこだわりです。
遠赤外線効果によって外側はパリッと香ばしく、内側は驚くほどもっちりとした水分量を保持した仕上がりは、量産型のベーカリーとは一線を画していました。朝の開店直後から次々と並ぶ焼きたてのトレイ、オープンキッチンから漂う小麦とバターの香り、そしてスタッフの快活な接客。日常使いのパン屋でありながら、訪れるだけで胸が躍るテーマパークのような体験価値を提供していたことこそが、グラティエ博多駅南店が支持された最大の理由です。