スーパーで筍を購入したものの「米ぬかが付属していなかった」「家に買い置きがない」という状況は頻繁に起こります。そこで、筍のゆがき方米ぬかなしの環境下で使える代替手段を比較検証しました。
家庭で最も確実なのは米のとぎ汁代用手順です。米を研ぐ際に出る濃いめのとぎ汁(1〜2回目に研いだ濁りの強い水)を集め、そこに「生米を大さじ2〜3杯」追加して筍をゆがきます。生米が加熱によって対流し、米ぬか同様にデンプン質を供給してアクを吸着してくれます。
もう一つの強力な選択肢が、重曹で筍をゆがく裏ワザです。アルカリ性である重曹(炭酸水素ナトリウム)は、植物の細胞壁を構成するペクチンを速やかに分解し、アクを急速に引き出す性質を持っています。水1リットルに対して重曹を小さじ1/2〜1程度加えるだけで、ゆで時間を約半分の20〜30分程度に短縮することが可能です。
【プロの結論】重曹法をおすすめできる人・避けるべき人の境界線
重曹を使った時短テクニックは非常に有用ですが、万能ではありません。「今夜すぐに天ぷらや煮物で食べたい人」や「硬めのタケノコを柔らかく煮崩したい人」には極めて有効な手法です。一方で、「タケノコ特有のシャキシャキとした硬質な歯ごたえ(サクサク感)を最優先したい人」や「若竹煮のように淡泊な出汁の香りを純粋に楽しみたい人」は見送るべきです。重曹の分量を間違えると、身が黄色く変色し、独特のアルカリ臭(薬品のような苦味)が残ってしまうため、計量は厳密に行ってください。