多くのファンが関心を寄せるのが、お笑いコンビ結成のきっかけです。そのルーツを辿ると、大きく分けて「学生時代からの幼馴染・同級生」と「養成所やオーディションでの出会い」という二大潮流が存在します。サンドウィッチマンやオードリーのように、学生時代から苦楽を共にしてきたコンビは、阿吽の呼吸と揺るぎない信頼感が芸風の根底に流れています。
一方で、吉本興業の養成所であるお笑い養成所NSC同期コンビの結成劇には、極めて戦略的なマッチングが見られます。ダウンタウンを筆頭に、ナインティナインや霜降り明星など、NSCで互いの才能を見抜き、「こいつと組めば売れる」と直感して結成に至ったケースは数知れません。中には掲示板での相方募集や、講師からの勧めで即席で組んだユニットが、後に国民的人気コンビへと成長した事例もあります。
また、ファンの間で語り草となるのがコンビ芸人の名前の由来です。辞書を無作為に開いて指を指した言葉を採用したコンビや、好きな音楽バンドの楽曲名から拝借したケース、さらにはあえて意味を持たせず語感の良さだけで名付けられたものまで千差万別です。何気なく決まったコンビ名が、やがて時代を象徴するブランドへと昇華していく過程には、芸人たちの知られざるドラマが凝縮されています。