画面に線が入った際、多額の修理代を払って直すべきか、あるいはこれを機に新端末へ買い替えるべきか。判断を誤ると、直した直後に別の基板トラブルで文鎮化し、二重の出費を強いられるリスクがあります。
行動経済学における「サンクコスト効果(これまで費やした端末代金に執着し、非合理な投資を重ねること)」に陥らないよう、以下の基準で冷徹に判断してください。
【修理をおすすめできる人】
- 購入から2年以内の高スペック機を使っている:バッテリーやCPU性能が陳腐化しておらず、修理後も2年以上現役で使える見込みがある場合。
- AppleCare+やキャリアの月額補償に加入している:数千円の自己負担で新品同等のディスプレイ、あるいはリフレッシュ端末が手に入るため、迷う余地はありません。
- どうしても取り出したい端末内データがある:バックアップを取っておらず、クラウド同期も未設定の場合、街の登録修理店で一時的に表示を復旧させる価値があります。
【修理を避け、機種変更を検討すべき人】
- 購入から3年以上経過している端末:有機ELパネルの交換に3万〜5万円を払っても、近い将来バッテリー劣化やOSアップデート終了の壁に直面します。その費用を次期モデルの購入頭金に充てる方が賢明です。
- 水没の兆候がある端末:水没による縞模様が出ている場合、画面だけを新品に交換しても、数週間から数カ月後に基板腐食によって起動不可になる確率が極めて高いため、修理は経済的損失につながります。