未曾有の精神的試練を経験した羽生結弦ですが、その情熱が氷上から消えることはありませんでした。プロ転向後に掲げた「誰も見たことのないスケートの世界を創る」という決意は、困難を経てさらに強靭なものへと深化しています。
単独アイスショー『RE_PRAY』や『Echoes of Life』など、自らが製作総指揮を務めるメガプロジェクトを次々と成功させ、アスリートの枠を超えた総合芸術家としての評価を不動のものにしました。2時間以上にわたる単独フルプログラムを滑り切る超人的なスタミナと、完璧にコントロールされた4回転ジャンプの精度は現在も健在です。
苦悩や葛藤すらも自らの表現の糧とし、氷上で全身全霊の滑りを届ける姿は、世界中のファンに勇気を与え続けています。私生活の傷を抱えながらも、彼は今、プロスケーターの新たな地平を力強く切り拓いています。