アジア太平洋地域の物流ネットワークが複雑化する中、拠点配置の妙も光る。地方都市に拠点を置きつつ、主要港湾および空港へのアクセスを最適化したことで、海外出荷へのリードタイムを従来の半分近くまで縮小させた。地政学的リスク的高まりを受け、各国の購買担当者が「信頼できる代替製造拠点」を血眼になって探すタイミングと、同社の拡張計画が見事に合致した格好だ。
海外現地法人との直接取引ルートも開設され、中間マージンをカットした柔軟な価格設定が可能になった。これにより、価格競争に巻き込まれがちな中堅メーカーの枠を飛び出し、プレミアムな技術パートナーとしての確固たるポジションを築きつつある。