乳製品を離乳食に取り入れる際、最も多く寄せられる疑問が「いつからスタートできるのか」という導入時期の問題です。公的ガイドラインおよび小児アレルギーの臨床現場において推奨されている基準は、生後7〜8ヶ月頃の離乳食中期(モグモグ期)からの開始です。
離乳食初期(生後5〜6ヶ月)の段階では、赤ちゃんの消化器官はまだ未熟であり、腸壁のバリア機能も十分に完成していません。そのため、初期から無理に乳製品を取り入れる必要はなく、まずは10倍粥や野菜、白身魚などで舌の動きと嚥下に慣れさせることが最優先されます。もし初期の後半に試す場合は、必ずアレルギー反応の有無を観察し、ごく微量を加熱して試す慎重さが求められます。
離乳食中期に入り、豆腐などの植物性たんぱく質に慣れた段階で、動物性たんぱく質の新たなステップとしてヨーグルトを導入します。離乳食中期の1回あたりの目安量は40〜50g程度とされていますが、初めて口にする日は「すりきり小さじ1杯(約5g)」を厳守してください。万が一、皮膚の赤みや蕁麻疹、嘔吐などのアレルギー症状が出た場合に備え、医療機関を即座に受診できる平日の午前中(10時前後)に与えるのが鉄則です。