2010年末のリリース以降、世界各国のチャートで首位を独占した本作は、2012年の第54回グラミー賞において「年間最優秀レコード」「年間最優秀楽曲」の主要2部門を含む受賞を果たし、音楽界の頂点を極めました。
グラミー賞で圧倒的な支持を集めた理由は、シンセポップが主流だった当時のチャートシーンにおいて、ゴスペルやブルース、ソウルを融合させた生々しいオーガニック・サウンドを提示した点にあります。打ち込み中心の楽曲が溢れていた時代に、肉声のダイナミズムとミニマルな楽器編成で聴き手を圧倒したアプローチは、批評家からも極めて高く評価されました。
普遍的なソングライティングと時代に左右されない普遍性を持っていたからこそ、アデルの代名詞として世界的なヒットを記録することとなりました。