現地を訪れる利用者が道に迷う背景には、横浜駅特有の案内体系に起因する3つの致命的な落とし穴が存在します。ネット上の掲示板や知恵袋でも頻繁に誤った案内が散見されるため、事実関係を整理しておく必要があります。
第1のトラップは、「第1ターミナル」と「第2ターミナル」の致命的な混同です。横浜駅西口のメイン改札を出ると、目の前には巨大な円形バスターミナル(第1ターミナル)が広がっています。1番から10番台の市営バスや臨港バスが整然と並んでいるため、多くの利用者が「22番もこの輪の中にあるはずだ」と思い込み、ロータリーを何周も歩き回って時間を浪費してしまいます。しかし、22番のりばは第1ターミナルの外側、交差点を渡った別区画(第2ターミナル)に完全に孤立して配置されています。
第2のトラップは、路線バス「横浜市営バス 22系統」との名称類似です。交通局のバス路線図に「22」の文字を見つけて安心してしまう利用者がいますが、市営バス22系統は主に保土ケ谷駅西口や和田町駅などを結ぶ地域生活路線であり、横浜駅西口の22番のりばから発着しているわけではありません。「系統番号」と「のりば番号」を取り違えると、予定していた高速バスの発車時刻に間に合わなくなる致命的なミスにつながります。
第3のトラップは、地下鉄出口と地下街出口の番号重複です。かつて「ダイヤモンド地下街」と呼ばれ、現在は全面リニューアルされた「相鉄ジョイナス地下街」の出入口案内板と、駅構内図における各鉄道会社の出口表記は、改修工事の歴史的経緯から番号規則が直感的に連動していません。公式の横浜駅案内板最新情報を確認せず、スマートフォンの簡易マップのピンだけを頼りに進むと、階段を上がった瞬間に予期せぬ交差点へ放り出されることになります。