ポケモンショックの影響は、単に1話が欠番になっただけに留まりませんでした。ゲームの続編で登場した進化形の「ポリゴン2」や「ポリゴンZ」に至るまで、テレビシリーズや劇場版アニメの本編において、鳴き声を伴うメインの登場機会が事実上完全に凍結される「アニメ出禁」状態が続くことになります。
背景には、被害者や保護者に対する配慮、そして再び「ポケモンショック」を想起させないための制作側の極めて慎重な自主規制がありました。劇場版のオープニング映像のワンカットなど、ごく一部の例外を除いて、ポリゴン系統がアニメのストーリーの中心に据えられることはありませんでした。
一方で、この事件はアニメ業界全体に巨大な変革をもたらしました。
- 映像点滅の規制:1秒間に過度な点滅を行わない(原則5回以内)。
- 原色滅光の制限:特に危険性の高い「赤色」の反転点滅の禁止。
- テロップの常態化:「テレビを見るときは、部屋を明るくして離れて見てね」という警告文の導入。
現在放送されているすべてのテレビアニメやゲーム映像は、この事件を教訓に策定された安全基準に基づいて制作されています。