劇場公開作とは異なる独自の生態系でファンを熱狂させ続けてきたのがVシネマの世界だ。レンタルビデオ全盛期から配信時代へと移行した今、その頂点に君臨するのが本宮泰風、山口祥行、そして「顔面凶器」の異名をとる小沢仁志らである。
なかでも長期シリーズとして驚異的なヒットを記録している『日本統一』は、任侠劇の持つエンターテインメント性を極限まで純化させた快作だ。小沢仁志が現場で見せる徹底したプロフェッショナリズムと圧倒的な肉体言語は、CG全盛の時代にあって本物の迫力を放つ。低予算や過酷な撮影スケジュールをものともせず、現場の熱量だけで観客をねじ伏せてきた叩き上げの俳優陣が放つ存在感は、メジャー作品の役者たちにも強烈な刺激を与えている。