つば九郎は単なる一球団のマスコットにとどまらない。日本野球機構(NPB)の認知度向上や、日本のスポーツエンターテインメント業界全体の発展に大きく貢献してきた功労者だ。プロ野球業界において、マスコットキャラクターがこれほどまでにメディアで取り上げられ、大人から子供まで幅広い層に親しまれる存在となった例は極めて珍しい。
だが、その人気の高さゆえに、彼のスケジュールは一年を通じて過密を極める。ペナントレース中の全ホームゲーム出演はもちろん、アウェイ遠征、テレビ出演、著書の執筆、さらには全国各地でのPRイベントなど、休む暇もない日々が続いていた。プロとして全力でファンを楽しませてきた代償として、今回の体調不良が重なった側面は否定できない。