当時の生放送番組は、まさに戦場だった。特に国民的番組『笑っていいとも!』をはじめとする大舞台では、逃げ場のない鋭いツッコミが容赦なく浴びせられた。MC陣から「本当は千葉だろ?」と揺さぶられるたび、汗をかきながら「違いますっ!」と必死に言い張る姿は、お茶の間を大爆笑させた。
しかし、年齢を重ねるにつれて設定の維持には物理的な限界が訪れる。「こりん星のりんごもも姫」を演じ続ける重圧は想像を絶するものだった。居酒屋で普通にビールを飲む姿が話題になったり、現実的な苦労話が端々から漏れ聞こえたりするたび、世間には温かい苦笑いが広がっていった。ファンタジーが崩壊していくプロセスそのものが、極上のエンターテインメントへと変化していったのだ。