大人のプレーヤー以上に慎重なアプローチが求められるのが、育成年代におけるシューズ選定です。成長期の小学生・中学生の足の骨は一部がまだ軟骨状態にあり、無理な圧迫や不適合なサイズによる変形を極めて受けやすい脆弱性を抱えています。
ジュニア現場で頻発しているのが、「すぐ大きくなるから」と実寸より1.0cm以上大きな靴を買い与えるケースや、逆に海外有名選手の着用モデルに憧れて極端に幅の狭い海外製スパイクを履かせるケースです。これらは骨端症(踵骨のシーバー病など)や外反母趾の直接的な引き金となります。
ジュニアサッカースパイク幅広選び方における最重要ルールは以下の3点です。
第一に、「つま先の捨て寸は7mm〜10mm」を厳守すること。中敷きを外して子どもの足を直接乗せ、立った状態で確認してください。第二に、「かかとをトントンと地面に合わせてから靴紐やベルクロを甲に密着させる」習慣をつけること。第三に、「3E相当のワイド表記があっても、かかとがパカパカ浮かないモデルを選ぶ」ことです。ジュニア期の足を守ることは、将来にわたる選手生命を支える土台作りに他なりません。