台所で放置してしまい、頭から緑の芽が10cm以上伸びてしまった玉ねぎ。現場の主婦層や自炊派から「中の球根部分はスカスカになって食べられないのでは?」という質問が数多く寄せられます。
実態を調査・検証したところ、芽が伸びるにつれて球根部に蓄えられていた水分や糖分が芽の成長へと送られるため、球根の外側から徐々に繊維質が目立ち、スポンジ状に柔らかくなる現象が確認されています。しかし、腐敗(異臭、黒カビ、ドロドロに溶けている状態)していない限り、毒性や衛生上の問題はありません。
芽が出てしまった玉ねぎを無駄なく100%味わい尽くすための分割活用法は以下の通りです。
- 中央の緑の芽(葉部分):縦半分に玉ねぎを割り、中心から芽を引き抜きます。この部分は「青ネギやアサツキの代用」として、小口切りにしてスープの浮き身、納豆の薬味、チャーハンの具材として最高に機能します。
- 残った白い球根部分:水分が抜けて生食(サラダ等)には向かないため、じっくり火を通すカレー、シチュー、長時間のポトフ、みじん切りにしてハンバーグのタネに練り込むことで、繊維感を消して甘みだけを活かせます。
- キッチンの水栽培で「無限ネギ」化:芽が出た玉ねぎの根元を薄く水に浸けてコップやトレイに置いておくと、数日で緑の葉がさらにぐんぐん伸びます。必要な分だけハサミで収穫すれば、完全無農薬の新鮮な薬味ネギとして1〜2週間楽しむことが可能です。