本作の特筆すべき点は、単年度のリリースで完結させず、2001年から2004年にかけて4年連続で毎年12月に新録バージョンを発表したという前例のない試みにあります。国や言語、宗教の違いを越えてメッセージを届けるため、GACKTは自ら各国の言語での歌唱に挑みました。
2002年には全編英語詞による英語版『December Love Song』を発表。そして2003年、アジア全土で大きな反響を呼んだのが、台湾出身の世界的スーパースターであるワン・リーホン(王力宏)を迎えた中国語バージョン『十二月的情歌』です。
二人は同年公開された映画『MOON CHILD』での共演をきっかけに深い友情と芸術的リスペクトで結ばれ、この奇跡的なコラボレーションが実現しました。ワン・リーホンによる洗練された中国語の詞と、二人の情熱的なボーカルのハーモニーは、日中の音楽シーンにおける歴史的な名演として今なお語り継がれています。
さらに2004年には、韓国の実力派バンド「M.C the MAX」のボーカル・イス(Lee Soo)を招いた韓国語バージョン『12월의 Love Song』をリリース。東アジア全域を音楽の力で結びつけるという、かつてない壮大な平和プロジェクトを完遂させました。