ネット上で「シール貼りは割に合わない」と酷評される背景には、労働構造上の理由と、求人情報の誤認という2つの要因が存在します。
第1の要因は、作業時間以外の付帯コストが報酬に含まれない点です。内職作業では、資材を保管場所から出し入れする時間、不良品がないか確認する検品時間、完成品を箱詰めして梱包する時間が発生します。これらは出来高の枚数にカウントされないため、実質的な拘束時間で割ると時給が200円未満に落ち込むケースが珍しくありません。
第2の要因は、「倉庫内軽作業(時給制バイト)」と「完全在宅内職(出来高制)」の混同です。求人サイトで「シール貼り 時給1,200円〜」と掲載されている案件の多くは、物流センターや工場へ出勤して作業するアルバイト・派遣求人です。これを在宅ワークと誤認して応募し、実際の在宅内職の単価を見て「騙された」「割に合わない」と感じるミスマッチが多発しています。