連載が進む中華統一戦線において、山の民の立ち位置はますます重要度を増しています。鄴の制圧後、かつての宿敵であった犬戎族を実質的に傘下へと組み入れたことで、山界軍の戦力規模は以前とは比較にならないレベルへと拡大しました。
趙国北部攻略戦や韓・魏との国境紛争においても、山岳・森林地帯など平地軍が難色を示す過酷な地形での戦闘において、楊端和軍の右に出る存在はいません。嬴政が目指す「法治国家による中華統一」という壮大な夢に対し、平地と山界の隔たりをなくすという誓いを交わした楊端和の存在は、軍事的な切り札にとどまらず、多民族を包括する新時代の象徴としても描かれています。