嵐のライブビューイング文化を語る上で金字塔となっているのが、堤幸彦監督がメガホンを取り、125台以上のカメラを駆使して撮影されたライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』です。同作は国内興行収入50億円を突破し、2021年の実写映画興行収入ナンバーワンを記録。その後も記念日ごとのリバイバル上映や「声出しOK・ペンライト持ち込み可能な応援上映」が開催されるたび、映画館はコンサート会場さながらの空間へと変貌を遂げてきました。
この作品が示したのは、単なる「記録映像の上映」を超えた空間の共有価値です。特番インタビューや当時のメイキングドキュメンタリーで、メンバー自身が「ファンの歓声と視線が合わさって初めて嵐のライブは完成する」と語っていた通り、巨大スクリーンに向かってファンが担当カラーのペンライトを振り、劇中のコール&レスポンスに応じる姿は、映画鑑賞の概念を根底から塗り替えました。
さらに、ファンを熱狂させるもう一つの起爆剤が「劇場限定グッズ」の存在です。上映劇場のみで販売されるオリジナルパンフレット、メモリアルチャーム、限定デザインのチケットホルダーなどは、公開初日の早朝から映画館の物販コーナーに行列を生み出します。転売防止策として購入制限(1人あたりの点数制限)が厳格に敷かれるものの、上映開始前に主要アイテムがソールドアウトすることも珍しくありません。グッズ入手を目指す場合は、各映画館のオープン時間や物販整理券の配布ルールを事前に精査することが鉄則です。