日本放送協会(NHK)にアナウンサーとして入局した住吉美紀は、抜群の英語力と確かなアナウンス技術で瞬く間に頭角を現しました。そんな彼女が最初の結婚を迎えたのは2003年、30歳という節目の時期のことです。
お相手は同じ職場で国際的なドキュメンタリー番組などを手がけていた先輩カメラマンでした。世界中を飛び回り、過酷な取材現場でレンズを覗く情熱的な仕事ぶりに惹かれ、自然な流れで交際へ発展。社内結婚ということもあり、当時の同僚たちからも祝福された門出でした。
互いに表現と報道のプロフェッショナルとしてリスペクトし合う関係は、一見すると理想的な夫婦像そのものでした。しかし、多忙を極める放送局勤務の中で、二人の生活には少しずつ目に見えない歪みが生じ始めていきます。