こうした空間の先駆的モデルとして知られるのが「MIFA Football Park」だ。音楽とフットボールの融合を掲げる同施設は、従来の運動施設の概念を覆し、地域のランドマークとしての役割を果たしている。ピッチ脇に佇むスタイリッシュなスポーツカフェは、プレーヤーだけでなく近隣住民が集う憩いの場としても機能。まさに都市型ライフスタイルのアイコンだ。
このように、価値観の多様化に伴い民間スポーツ施設のあり方は劇的に変化している。単に設備を貸し出す事業モデルから、食や音楽、デザインを複合させた空間プロデュースへ。施設側が仕掛ける体験価値の向上が、スポーツ人口の裾野を広げる強力な推進力となっているのは間違いない。