ある日、美幸は冷たい遺体となって発見される。首には絞められた痕跡が残されており、警察は殺人事件として捜査を開始した。では、一体誰が幼い美幸の命を奪ったのか。作中で示された真相は、読者の予想を裏切るあまりにも惨いものだった。
美幸を死に至らしめた真犯人は、加護の会の信者であり、教団の教義を極端に解釈した人物、あるいは教祖・蓮田の意を受けた幹部たちの影が見え隠れする。彼らは美幸の「血の汚れ」を清めるという歪んだ教義のもと、幼い少女に対して過剰な儀式や暴力を加えた末に圧迫死させたのだ。娘を救うために預けたはずの場所が、結果として命を奪う処刑場と化していた事実は、あまりにも残酷である。