今の世界人口は何人?80億人突破後の国別順位と激変する未来予測

今の世界人口は何人?80億人突破後の国別順位と激変する未来予測

今の世界人口は何人?80億人突破後の国別順位と激変する未来予測の詳細について、専門知識を基に徹底解説します。

世界のパワーバランスを如実に反映しているのが、最新の世界人口国別ランキングです。長らく首位に君臨していた中国が王座を明け渡し、インドが新たな人口大国として独走体制に入りました。

順位・国名推定人口(2026年概算)増減傾向と合計特殊出生率(TFR)編集部の分析・今後の展望1位 インド約14億4,500万人緩やかな増加(TFR:約2.0)平均年齢が28歳前後と若く、2060年代まで人口増加が持続する見通し。2位 中国約14億500万人減少傾向(TFR:約1.0〜1.1)歴史的な人口減少局面。一人っ子政策の余波と若年層の未婚化が直撃。3位 アメリカ約3億4,200万人移民流入による微増(TFR:約1.6)先進国の中で唯一、積極的な移民受け入れにより緩慢な人口増を維持。4位 インドネシア約2億8,300万人安定的な増加(TFR:約2.1)東南アジア最大の経済圏。内需主導の成長基盤が強固。5位 パキスタン約2億5,000万人急増傾向(TFR:約3.3)高い出生率を維持し、数年以内にアメリカに迫る勢い。6位 ナイジェリア約2億3,300万人爆発的増加(TFR:約4.5)2050年頃にはアメリカを抜き世界3位へ浮上する予測。12位 日本約1億2,350万人急速な減少(TFR:約1.20)かつてのトップ10から完全に転落。年80万人超の自然減が常態化。※国連人口部推計(World Population Prospects最新版)および各国統計局データをもとに編集部作成。

この順位表において最も象徴的な事象が、インド中国人口逆転の真相です。2023年にインドが名実ともに中国を追い抜いた最大の要因は、両国の「年齢構造の決定的な落差」にあります。中国は1979年から35年以上続けた一人っ子政策が人口ピラミッドを破壊し、2022年に約60年ぶりの人口自然減を記録して以降、年数百万人単位のペースで減少傾向が定着しました。

対するインドは、国民の平均年齢が28歳前後と極めて若く、労働力人口(15〜64歳)が全人口の6割以上を占める「人口ボーナス期」の真っ只中にいます。出生率自体は人口置換水準(人口を維持するのに必要な2.1)前後まで下がってきたものの、親世代となる若年人口の総数が圧倒的に多いため、今後数十年にわたって純増が続くメカニズムです。

一方で、日本の人口世界順位と推移は深刻な局面を迎えています。1980年代には世界第7位に位置していた日本ですが、2000年代以降に順位を下げ続け、現在はエチオピアやメキシコにも抜かれて12位まで後退しました。年間約80万人以上の人口が純減しており、2050年には1億人を割り込んで世界ランキング20位以下へ転落することが確実視されています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。