実際にSNSアカウントの開設やペットの命名に際して可愛い英単語を選んだユーザーの間では、どのような手応えや思わぬギャップが生じているのでしょうか。コミュニティのやり取りや編集部によるヒアリングから、生々しい現場のリアルが浮かび上がっています。
ある20代のハンドメイド作家は、屋号を決めた際のプロセスを次のように振り返ります。
「最初は響きだけで『chouchou(シュシュ)』や『bonbon』を検討したのですが、検索したときに大手メーカーや既存ショップが上位を独占していました。結果的に、自分の作品のコンセプトである朝の空気感を込めて『dew(朝露)』に誕生月の数字を静かに添える形に落ち着きました。シンプルで覚えやすく、お客様からも『名前の響きが優しくて素敵ですね』と言っていただけています」
一方で、知恵袋や質問コミュニティには「可愛いと思って付けたスペルが、他人からまったく読まれなかった」「アンダースコアを連続で配置したら、海外のスパムボットのような見た目になってしまった」という後悔の声も散見されます。字面の可愛さだけに気を取られ、他者が実際に発音するシーンや検索性を軽視してしまうと、運用段階で違和感を抱く要因になりがちです。