賛否両論が渦巻く背景には、明確な批判理由が存在します。ネットの反応や関係者の意見を精査すると、主な論点は以下の3点に集約されます。
第1に、徹底的な対立を辞さない「攻撃的告発スタイル」への反発です。不適切飼育が疑われる施設に対し、話し合いによる改善を待たずに即座に刑事告発状を警察に提出したり、SNS上で実名を挙げて問題視したりする手法は、当事者やそのファンから「営業妨害」「魔女狩り」と猛反発を受けます。2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やX(旧Twitter)では、「正義を振りかざして他者の生業を破壊している」といった非難が定期的に炎上を招いてきました。
第2に、アニマルウェルフェア(動物福祉)を超えたアニマルライツ(動物の権利)思想の押し付けと受け取られる点です。動物実験の完全廃止や動物利用産業そのものの否定は、医療の進展や食生活の恩恵を受けている一般層にとって極端に映り、「過激派ビーガン団体と同根ではないか」というアレルギー反応を生んでいます。
第3に、口コミに現れるコミュニケーションの硬直性です。「活動方針に疑問を呈したフォロワーがSNSでブロックされた」「質問メールを送ったが威圧的な返信だった」という体験談が投稿されることがあり、組織の閉鎖性や独善的な姿勢を不安視する声に繋がっています。