トラックからの荷物落下や荷崩れは、時として後続車を巻き込む大惨事につながる。道路交通法第71条では、運転者に対して積載物の転倒や転落を防止する措置を厳格に義務付けている。違反した場合には厳しい罰則が科されるだけでなく、事業者全体の信用を失墜させる事態にもなりかねない。
こうしたリスクを低減させるため、全日本トラック協会や国土交通省は現場への安全啓発活動を一層強めている。貨物自動車運送事業の現場において、適切なロープワークによる荷締めは単なる作業手順ではなく、法令遵守と命を守るための必須業務として位置づけられているのだ。