プロが暴くアジサイの増やし方!失敗ゼロの挿し木術と発根の極意

プロが暴くアジサイの増やし方!失敗ゼロの挿し木術と発根の極意

プロが暴くアジサイの増やし方!失敗ゼロの挿し木術と発根の極意の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

絶対に枯らしたくない貴重な品種や、挿し木で何度も失敗してトラウマになっている人に強く推奨したいのが、古くから伝わる伝統技法である茎伏せでの増やし方です。

茎伏せ(とり木の一種)の最大のメリットは、「発根する瞬間まで親株から水分と栄養が供給され続けるため、枯死するリスクが事実上ゼロである」という点にあります。

具体的な実践手順:
1. 初夏、親株の株元近くから伸びている、しなやかで地面に届く元気な枝を1本選びます。
2. 地面に接する節の部分の表皮を、ナイフで幅1cmほどぐるりと薄く削ぎ落とす(環状はく皮)、またはカッターで浅く縦に数本の傷を入れます。この傷刺激がホルモンを刺激して発根スイッチを入れます。
3. その節を地面に掘った深さ5〜7cmの浅い溝に埋め、土(赤玉土を混ぜた清潔な土がベスト)を被せます。
4. 枝が跳ね上がって土から飛び出さないよう、針金をU字型に曲げたペグや重めの小石で土の中にしっかり固定します。先端の葉が出ている枝先は地上に向くように立ち上げます。
5. あとは親株への通常の水やりを続け、秋(10〜11月頃)まで放置します。

秋になって土をそっと掘り返すと、傷をつけた節からびっしりと太い根が生えているのを確認できます。そこで初めて親株側の枝をハサミで切り離し、根がついた新株を掘り上げて独立した鉢や別の場所に定植します。挿し木のように湿度管理に神経をとがらせる必要が一切ない、極めて堅実な増殖法です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。