価格改定を経た現在、実際に店舗へ足を運ぶ利用者はどのような評価を下しているのか。岡山県内のロードサイド店舗や九州各店の現場観察、さらに各種SNSや口コミポータルにおける数百件の投稿を定性分析しました。
ポジティブな意見の大多数を占めたのは、「値上げしても唯一無二のパリパリ食感とあんのぎっしり感は代えがきかない」という味への絶対的な信頼です。「しっぽの先まであんこが詰まっていて、皮が極薄だから重たくならない」「カスタードが甘すぎず、ドライブの疲れが一気に吹き飛ぶ」といった、品質に対する納得感の高さが目立ちます。名前の由来である「博多弁で『このたい焼きは日本一(にっぽんいち)たい!』と唸った」という逸話に恥じない体験を提供し続けていることが伺えます。
一方で、率直なネガティブ意見として散見されたのが「気軽に家族全員分をまとめ買いしづらくなった」という価格面でのハードルです。かつてのように10匹まとめて手土産にする際、以前なら1,500円前後で収まっていたものが、現在は2,500円前後に達するため、「日常のおやつ」から「特別な手土産・ご褒美スイーツ」へと消費者の心理的ハードルがシフトしている傾向がはっきりと確認できました。