この番組の最大の肝は、収録から放送まで「約1年間放置される」というタイムラグにある。普通のテレビ番組なら、収録から数週間、長くても数ヶ月で放送されるのが常識だ。しかし、ここでは1月に投げられたブーメランが、忘れた頃の12月末に牙を剥いて戻ってくる。この時間差が、出演者たちに予期せぬドラマをもたらすのだ。
ある芸人が放った冗談半分の予想が、現実のニュースと奇妙にリンクしてしまう瞬間。あるいは、収録時点では売れっ子だったタレントが、年末の生放送時には「大人の事情」で画面から消えているスリル。視聴者は、テレビ画面を通じて「時間の残酷さ」と「時代の変化の速さ」を突きつけられる。