この大会で一躍、国内外のスカウト陣を驚愕させたのが、横浜高校の内野手・緒方漣の圧倒的なパフォーマンスでした。緒方はオープニングラウンドから決勝戦まで全試合でヒットを量産し、打率.571、出塁率.739という驚異的なスタッツを記録。大会MVP、首位打者、最優秀守備選手賞を独占し、大会のベストナインにも輝きました。大舞台でも全く動じない選球眼とミート力は「高校生離れしている」と海外メディアからも絶賛されました。
投手陣の絶対的支柱となったのが前田悠伍(大阪桐蔭)です。夏の甲子園出場を逃し、悔しさを胸に代表合流した前田は、ピンチでも全く動じない投球術を披露。アメリカ戦での快投、そして決勝の台湾戦での7回完投勝利(92球、被安打4、失点1)は、世代ナンバーワンサウスポーの看板に偽りがないことを証明しました。
さらに、夏の甲子園で「美白王子」として日本中の注目を集めた丸田湊斗(慶応)も、代表チームの貴重なピースとして躍動。決勝のセーフティバントをはじめ、守備範囲の広さと脚力でチームを鼓舞しました。また、山形中央の武田陸玖は、投手としてピンチを断ち、野手としても決定打を放つ「リアル二刀流」として大車輪の活躍を見せ、世界一の立役者となったのです。