2019年公開の『HiGH&LOW THE WORST』において、村山良樹は「鬼邪高、卒業しまーす!」と宣言し、長年守り続けた番長の座を退きました。一部のネット上では「事務所間の都合による降板ではないか」「急な卒業だったのではないか」といった憶測も飛び交いましたが、これらは明確な誤解です。
舞台挨拶や関係者インタビューで明かされている通り、村山良樹の卒業は「キャラクターの物語的必然性」と「俳優・山田裕貴の次なるステップ」が合致した結果でした。いつまでも留年し続けて定時制番長に居座り続けることは、村山自身の人生にとっても、後輩たちの自立にとっても停滞を意味します。「頼りになる頭」を卒業し、後輩である花岡楓士雄(川村壱馬)や好敵手の轟洋介に鬼邪高の未来を託すことこそが、村山の最大の男気であり物語としての美しい幕引きでした。
山田裕貴自身も、村山良樹という役に対して誰よりも深い愛情と敬意を抱いており、「やり切った」という達成感とともにバトンを渡したことが公式の場で語られています。不仲やトラブルによる降板ではなく、作品と役柄の完成度を最優先にした極めて前向きな円満卒業であったことが事実です。